知らなかったのですけど、 絣の歴史は紀元前にまで、さかのぼることができたんですね。 たまたま楽天のブログにて、白絣について 教えてくださった方がいたんです。 その白絣に、チョマが入っていたら上布ですよ、と。 その時私の頭に思い浮かんだのが、“能登上布”でした。 ネットで調べてみて驚いたのは、 その能登上布には2000年の歴史があったんです。 しかもその能登町には私は住んだことがありました。 父は、繊維の関係の会社にかつては勤めており、そのことが縁で 子会社である能登の会社にて、繊維の技術職につくことになったのです。
白絣が貴重なのは、そのチョマが使用されていて とても高価なものであったからなんですね。 その昔、大麻、赤麻(あかそ)、苧麻(ちょま、からむし)、 科(しな)、楮(こうぞ、紙麻)、楡(にれ)、藤(ふじ)、葛(くず)のような 樹皮から繊維が採れる植物を、糸、紐、縄を作る材料として そのときどきで手に入るものならなんでも使ったのではないかと いうことらしいです。 実は、縄文時代に興味のある私にとって 白絣は、意味のあるものだったようです。 またひとつ、歴史との出会いを感じました。 (久留米や京都の絣の歴史は200年ほどのようです)
さて、今日の写真は、私がこの二日の間に せっせと解いて、はぎれにした着物の数々です。
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