現実を動かすポイントは、実はここにあります。 信じるということ。
偶然にもペイ フォアードとヘラクレスに 共通しているものでもありました。 ヘラクレスは、スサノオの尊のように ヘラの国から追い出されてしまうんです。 そのヘラクレスを最後まで愛して、信じていたのが 彼の父親です。 「おまえの父はゼウスなんだよ」 「おまえには英雄の器がある」と ヘラクレスの中の神性の部分を信じ続けました。 その父の愛ゆえに、彼は英雄になるための 訓練を始めます。
逆にペイ フォアードの場合は、母親がこういいます。 「お前が信じてくれたら、私は変われると思う」と。 アルコール中毒になるほどに、 お酒に逃げることしかできなかった母が、 子どもからの厚意を受けとるために行動を始めました。 はじめは、「お酒はやめた」と トレバーには言いながらも、隠れてこっそりと 飲んでいたんですよね。 そのことをトレバーは知っていました。 母は、その弱い自分を認め、子どもの前にさらけ出しました。 その時から、母はトレバーと向き合うことが できるようになりました。 そして、その母は、自分の生みのは母に 厚意を渡します。 やはりアルコール中毒で自分を傷つけることしかしなかった 母親を“許す”という行動です。
現実とは、そのような想念がもとに作られてゆきます。 ですから、信じることで、 現実を変えていくことができるんですよね。
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