DVDを借りてきて、ヘラクレスを見ました。 ギリシャ神話は、子どもの頃に さらりと読んだだけなのですけど、 このように実写版で、目の前に繰り広げられると リアルに感じられますね。 紀元をはるかにさかのぼる時代のお話なのですけど、 そこで繰り広げられる人間模様といえば、 今と少しも変わりません。 しかもその天の父、と母なる大地をそれぞれ 象徴するゼウスとヘラの神が仲たがいしていて それが地上の人々の宗教観に大きく影響しているのも 今日と変わらないように思いましたね。
その宗教観には、現代の解釈が入っています。 それは、自分の利益のために神を利用している、と 言うことです。 本来の儀式の意図するものが、見失われていると 言ったのは永遠の命を持つ、ニンフです。 彼女はまだ本質を保っていた頃の時代を 知っていたという想定なんでしょうね。 彼女だけが、ゼウスとヘラの本質はどちらも 大事なものであると知っています。 奪うだけの愛ではなく、忍耐と柔軟な対応で 時間をかけてはぐくんでいかないとだめなのよ、と 彼女はヘラクレスに、教えます。
この映画は、ドラマのように続いていて、 私が見たのは、ヘラクレスの子ども時代に始まる、 第1章でした。続きもまた見なくちゃ。
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